航空戦艦 | チラシの裏

航空戦艦

こんばんは。
なんか目に見えて順位が下がっていますね(;^_^A
おそらく一般受けしない話題ばかりを扱ってるのが原因なのでしょうが、そんなこと気にしません!
書きたいことを書く、まさにチラシの裏!
今回も前回の話題を引き継いで兵器(*´Д`)ハァハァな感じで行きます。

さて今回取り扱う兵器は"航空戦艦伊勢"です。
空飛ぶ戦艦を想像したアナタ!残念ながらそこまでステキなものではありません。
航空戦艦伊勢は「戦艦と空母をくっつけたら強くね?」という少年の妄想を形にしたようなもので、前半分は戦艦の装備、後ろ半分に飛行甲板を備えているという夢のあるデザインをしています。
たしかに強そうでカッコいいのですが、実際はどうだったのかについて話を進めましょう。

まず後ろ半分の空母部分から。
ここの飛行甲板は航空機が着艦するにはあまりに短すぎるのです。
そこで水上機を搭載しよう!考え付いたのです。
水上機であれば帰還したいときには母艦の近くに着水すれば良かったのですから。
ところが水上機は旋回性能、最高速度共に通常の航空機にはとても敵わなかったのです。
よって仮に出撃した場合は敵に損害を与えぬまま撃墜される可能性大なのです。

次は前半分の戦艦部分について。
といっても後ろ半分に飛行甲板を付ける前はそこにも大砲が乗っていて、誰がどう考えてもその状態の方が砲撃戦能力が高いわけで・・・。

そもそもこんな中途半端な代物になった大きな理由として当時の戦局の悪化が上げられます。
ミッドウェー海戦にて四隻の主力空母を失った連合艦隊はその穴埋めとして建造途中の艦船や既に完成している艦船の空母への改装計画を立案したのです。
そこでこの伊勢も空母へと改装しようとしたのですが、どうも改装が終わるより先に戦争が終わりそうなぐらい手間と時間が掛かりそうだったのです。
そこでちょうど後ろのほうの主砲が破損していたこともあり後ろ半分だけ空母にするというアイデアが出てきたのです。

むぅ、結局また使えない兵器みたいな(事実その通りなのだが)紹介になってしまった。
ただ見た目がカッコいいのでプロパガンダになら使えたかもしれませんね。